<巨人3-6広島>◇3日◇東京ドーム
セ・リーグ3連覇を目指す巨人は、広島に完敗スタートとなった。WBCで優勝に貢献した3番小笠原道大内野手(35)が2ラン、4番アレックス・ラミレス外野手(34)も1号ソロを放ったが、先発セス・グライシンガー投手(33)が4回途中6失点KOされた。昨年から小笠原、ラミレスのアベック弾の試合は17連勝中だったが、不敗神話がストップした。
両主砲のアベック弾が出た。12球団最強のリリーフ陣も力を見せつけた。それでも、巨人は2年連続の開幕戦黒星を喫した。唯一の誤算は先発投手。99年ガルベス以来、球団史上2人目の外国人開幕投手を務めたグライシンガーの乱調がすべてだった。原監督は「ゲームをつくるという意味において、先発投手が4回途中で6失点したら、しんどいですね」と、ため息をもらした。
3-1とリードして迎えた4回に、悪夢が待っていた。生命線の制球が甘くなり、持ち前の緩急も影を潜めた。この回、6本の長短打で5失点。なすすべなくKOされたグライシンガーは「(外国人2人目の栄誉であることは)知っていた。期待に応えられず残念」と、肩を落とした。「開幕投手は投手陣の代表。勲章でもある」と、全幅の信頼を寄せて送り出した原監督の期待も裏切った。
グライシンガーのKOで、昨季の奇跡の逆転Vを支えた「不敗神話」にもピリオドが打たれた。1点を追う3回、3番小笠原が左中間へ逆転1号2ラン。4番ラミレスも左越えに1号ソロを運んで一時は3-1とリードした。2人が本塁打を放った試合はこれまで17戦全勝。初の空砲となったラミレスは「記録はいつか途切れるもの。また一から始めたい」と気持ちを切り替えた。
先発投手のコマ不足に悩む今季は3本柱(グライシンガー、内海、高橋尚)でどれだけ高い勝率を残せるかが、リーグ3連覇へのカギ。後に続く東野ら経験の少ない若い先発陣に余計な重圧をかけないためにも、奮起が求められる。4日の開幕2戦目はWBC日本代表の内海が先発する予定。両エースが続けて倒れるようなことになれば、チームに与えるダメージは小さくない。【広瀬雷太】
[2009年4月4日8時29分
紙面から]ソーシャルブックマーク



