<ソフトバンク3-9日本ハム>◇23日◇北九州

 秋山ホークスが泥沼から抜け出せない。先発の高橋秀聡投手(27)が4回途中で5失点KOを食らい、秋山幸二監督(48)で最長の連敗が「6」に伸びた。先発投手が踏ん張れないパターンでの連敗地獄に、いつ歯止めがかかるのだろうか。

 敗戦のショックを引きずる帰り際の一言が、ソフトバンクの現状を物語っていた。秋山監督が通路で出くわした摂津につぶやく。「なかなか、お前(摂津)を使えないなあ」。今季21ホールドを稼ぐセットアッパーは、この連敗中にわずか1試合に登板しただけ(20日西武戦)。リードした展開でのマウンドとなれば、10日間も遠ざかる。先発投手で試合が壊れる-。恒例となった光景で、連敗は6に到達した。

 1回。先発高橋秀がいきなり先頭田中から3連打を浴び、先制点を許した。小谷野の犠飛を挟み、さらに2連打。試合開始直後の3失点で、主導権をあっさり奪われてしまった。

 高橋秀は3回 2/3 投げ、9安打5失点KO。これで連敗中はすべて先発投手に黒星がつき、その間の先発陣の防御率は、実に9・95。秋山監督も「5回までしっかり試合をつくってくれないと」を頭を抱えるしかない。

 もっとも、高橋秀だけ責めるわけにもいかない。不運もあった。1回先頭田中の安打は、左翼オーティズの前に落ちたが、本職の外野手であれば捕球できた可能性があった。3回無死一、二塁では、6番高橋の二ゴロをセカンド本多が後ろに下がりながらさばき、併殺をとれなかった。直後の1死一、三塁では、サードゴロを22日に復帰したばかりの松田が握り直してから二塁に送球。併殺を奪えず、その間に1失点を重ねていた。

 序盤に失点し、ホークスの勝ちゲームの代名詞「SBM揃い踏み」は、もう2週間もない。だが、逆に考えれば、リリーフ陣は休養十分だ。24日の先発は2戦未勝利のサウスポー山田。5回さえ乗り切れば、余力たっぷりの勝利の方程式に託せばいい。【松井周治】

 [2010年6月24日11時45分

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