<中日3-2巨人>◇3日◇ナゴヤドーム
原巨人がナゴヤドームで勝てない…。中日に敗れて3位に転落し、カード負け越しも決まった。先発内海哲也投手(28)が5回8安打3失点で7敗目。この3失点が最後まで響き、1点及ばなかった。阪神が敗れたため2ゲーム差のままだったことが、せめてもの救いか…。
どうしても「鬼門」を乗り越えることができない。巨人が名古屋で白星を手にしたのは4月29日が最後。ナゴヤドームでの連敗は7に伸びた。8月19日以来の3位に転落した原辰徳監督(52)は「全力でやってこういう結果になったわけですから。なかなかうまくいかないけど、次につなげていくしかない」と、苦渋の表情を浮かべた。
4番打者の結果が、勝敗を分けた。6回、坂本の28号ソロで反撃ののろしを上げ、なおも1死一、二塁のチャンス。ラミレスは打者有利のカウントから外角低めの難しい球に手を出し、遊ゴロ併殺打に倒れた。走者を置いた3度の打席でいずれも凡退した主砲は「今日は打てる球がなかなか来なかった」と脱帽した。
内海攻略の唯一の機会を逃さず2ランを放った中日の4番和田とは対照的で、原監督は「(ラミレスは)いいところで1本が出なかったですね。その(4番の)差でしょうね」。伊原ヘッドコーチも「4番が打てば楽勝だったんだけど、そうはうまくいかない」とため息をもらした。
ナゴヤドームの連敗を止めるため2軍から緊急昇格した“元4番”も起爆剤にはならなかった。吉見との相性の良さを買われ「6番一塁」で先発出場した李承■は、3打数無安打で7回の守備からベンチに下がった。2カ月半ぶりの1軍の舞台。意気込みが空回りした李は「見ての通りです。吉見はいい投手。自分のスイングができなかった」と、肩を落とした。
新旧4番が精彩を欠き、1点差で惜敗。反攻を誓ったはずの9月は2試合で勝ち星がない。原監督は「悔しさは1人1人が理解し、感じているはず」と、4日、そして5日のナゴヤドームでの残り2戦に目を向けた。まさに正念場。自力で鬼門を突破しない限り、2強の背中はどんどん遠のいていく。【広瀬雷太】※■は火へんに華
[2010年9月4日8時56分
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