<ソフトバンク9-7西武>◇18日◇福岡ヤフードーム

 執念で延長に持ち込んだ死闘も、負ければドッと疲れが出る。延長11回、右ひじ痛を抱える西武の守護神ブライアン・シコースキー投手(36)が1週間ぶりに登板。小久保にサヨナラ被弾し「調子は良かった。ひじに張りはあるけど、投球で気にする程度じゃない」と気丈に話した。16球すべてが直球で、最後はタイミングを合わされた。

 9回に中村の同点弾などで3点差を追いついただけに、渡辺久信監督(45)も「この1敗は痛い」とショックの色を隠せなかった。誤算はエース涌井。松中の同点3ランなど2発を浴び、難敵・杉内から奪った4点のリードをあっさり追いつかれた。突然の乱調にエースは「狙ったインハイがシュートした。悪い部分を試合中に修正できない」と反省しきり。気持ちが切れたようにストレートの四球を出して、降板した。

 総力戦を覚悟していた。12回に入ったら、中1日の西口が登板予定だった。同点の8回には救援陣が崩れ、2本の適時打を浴びたグラマンが2軍降格。シコースキーには連投をさせないため、19日に岸が抑え役で昇格する。優勝マジックは4のままで、最短Vは20日に持ち越し。渡辺監督は「切り替えて明日に向かう」と第2ラウンドの決戦を見据えた。【柴田猛夫】

 [2010年9月19日8時44分

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