WBCはプエルトリコ、米国の各地で開催される1次ラウンドA、B、D組が6日(日本時間7日)、開幕した。B組では優勝候補筆頭の米国が、主将を務めるアーロン・ジャッジ外野手(33=ヤンキース)の先制2ランなどで15点を奪い、ブラジルに大勝した。他には、キューバ、プエルトリコ、メキシコ、ベネズエラ、ドミニカ共和国と、実力のあるチームが順当に白星スタートを切った。
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17年以来の世界一奪回を目指す米国は、1次ラウンド初戦でブラジル代表を安定した戦いぶりで振り切り、初戦を制した。初回、3番に座った主将アーロン・ジャッジ外野手(33)の左中間への2ランで先制。5回1死満塁から、チュラングの走者一掃の二塁打で加点するなど、そつのない攻撃で突き放した。
公式戦の最中であれば適地となるヒューストンのダイキンパーク。ジャッジは晴れやかな表情でスタンドを見渡した。自身初となるWBC出場。「初回から、クールな感じだった。我々は、常に互いを信用し合っているから」。勝負の先手を握ったひと振りを、心地よさそうに振り返った。
それでも、序盤は接戦だった。2点を先制した直後に1点を返され、中盤までは競り合いとなった。それでも、投げては、先発ウェブが4回1失点と好投。相手に最後まで主導権を渡すことなく、初戦をものにした。登板後のウェブは、代表としての思いを「試合前、国歌を聞いて特別な気持ちになった。家族も一緒の場所にいて、夢のような気がした」と、国を代表する思い入れを語った。
序盤こそてこずったとはいえ、終わってみれば、10点差の大勝。米国は7日(同8日)、同地で英国と対戦する。前回大会の決勝で日本に敗れ、本気になった優勝候補筆頭。簡単に負けるはずはない。

