王者井上尚弥(24=大橋)が米デビュー戦をKOで飾り、6度目の防衛に成功した。挑戦者の同級7位アントニオ・ニエベス(米国)に対し、初回から攻撃的に出ると、ダウン経験のない相手から5回に左ボディーでダウンを奪取。6回に連打を浴びせると、同回終了時にニエベス陣営が棄権を申し出た。

 井上はファイトマネーも破格の扱いだった。海外メディアの報道では、今興行の全選手で2番目に高い18万2500ドル(約2000万円)。いきなりのセミファイナル抜てきに加え、期待の高さをうかがわせた。一番はメインのゴンサレスが60万ドル(約6600万円)。シーサケットは17万ドル(約1870万円)、ニエベスは3万5000ドル(約385万円)となっていた。