王者井上尚弥(24=大橋)が米デビュー戦をKOで飾り、6度目の防衛に成功した。挑戦者の同級7位アントニオ・ニエベス(米国)に対し、初回から攻撃的に出ると、ダウン経験のない相手から5回に左ボディーでダウンを奪取。6回に連打を浴びせると、同回終了時にニエベス陣営が棄権を申し出た。

 ◆井上の記録メモ 海外での防衛は井上が日本人7人目(9例目)。日本人の海外での防衛戦は通算20戦10勝。防衛は、米国で海外勢相手は西岡、亀田和に続き3人目(4例目)で、米国で米国人相手は初。日本人の米国での世界戦は30戦目で、井上は8人目(9例目)の勝者、3人目(3例目)のKO勝利。