IBF世界スーパーバンタム級タイトルマッチ(13日、エディオンアリーナ大阪)の予備検診が11日、大阪市内で行われ、王者小国以載(29=角海老宝石)と同級3位の挑戦者岩佐亮佑(27=セレス)が受診した。

 岩佐は小国より身長で0・5センチ下回ったものの、リーチは逆に4・6センチ長いことが判明。「5センチといえば、拳1個分ですか。数字通り(小国の)拳1個届かないボクシングがしたい。もらわないで打つ。1ポイントも取られず、完璧に勝ちたいです」とベルト奪取に向けた意欲を口にした。

 小国にはアマチュア時代に勝っており、3年前まではスパーリングもしていた。気心が知れた間柄。おちゃらけにも見える王者の振る舞いも「あの人らしい。ちょっとうっとうしいぐらいで。高校生の時から、そうですから」とサラリと受け流し、マイペースを守った。