IBF世界スーパーバンタム級&WBO世界ライトフライ級ダブル世界戦(13日、エディオンアリーナ大阪)の調印式、前日計量が12日、大阪市内のホテルで行われ、IBF王者小国以載(29=角海老宝石)と同級3位の挑戦者岩佐亮佑(27=セレス)らが出席した。

 小国は「青」と「赤」の2色に初防衛への意欲を込めたことを明かした。「青」はグローブ。通常、王者は「赤」が定番だが、アマチュア時代に岩佐に負けていることもあり、あえて「挑戦者の気持ちでいきたい」として選択した。「赤」はヘアカラー。「髪を赤にした試合は全部KOで勝ってるんで。チャンピオンの赤と(いう意味では)全然ないですよ」。

 得意のしゃべりはこの日、全体的に控えめだった。会見で「対戦相手に言いたいこと」を問われて「お互い、メインは荷が重いな~」とこぼし、岩佐に「そんなことない。お互い、メインらしいいい試合をしましょうよ」と突っ込まれ「じゃあ、頑張ります」。そんな軽い掛け合い漫才らしいやりとりもあったが「勝って終わった後に爆発です。嵐の前の静けさ。勝利会見でしゃべり倒したろかな」と、予告していた。