「ロックスター」中邑真輔(37)が、現ヘビー級王者AJスタイルズ、ランディ・オートンとの豪華トリオで数的優位のタッグ戦を制した。シェイン・マクマホンコミッショナーの提案で、はぐれコンビとなるケビン・オーエンズ、サミ・ゼイン組と3対2のハンディキャップ戦に出場。度重なるルール変更の展開でも、余裕の勝利を挙げた。

 同コミッショナーの独断で、数的不利の相手組による場外カウント無視も場外カウントアウト裁定なし、オーエンズのイス攻撃も反則判定なしのノーDQルールに変更された。逃げるオーエンズを追うAJスタイルズの2人がバックステージへ消えると、中邑、オートンの2人は1人残されて逃げ回るゼインを捕獲。中邑はキンシャサ、オートンもRKOを成功させ、そのまま3カウントを奪った。

 試合前には、WWEベルトを持ったAJスタイルズとオートンが王座挑戦についてけん制し合った場面に中邑も登場。「誰が王者でもオレはベルトを奪いにいくよ」と宣言したオートンをたしなめるように、中邑は「まあ、そんなに急ぐなよ。良い話し合いだ」とベルトにウルフパックポーズ「TOO SWEET」の指を押し当てて王座挑戦に色気をみせた。