4月15日に3度目の防衛戦(横浜アリーナ)を控えるプロボクシングWBC世界フライ級王者比嘉大吾(22=白井・具志堅スポーツ)が7日夕方、鹿児島・徳之島での合宿から帰京した。

 先月28日から7泊8日で、坂道や階段のダッシュ、7キロの朝ロードワークなど1日3部練習を敢行。いつも搭乗した飛行機の揺れに敏感な比嘉は「徳之島から鹿児島までの飛行機が今までで一番揺れて、このまま死ぬのかと思いました。22年間を振り返りました。帰京できて良かったです。練習よりも飛行機がつらかった」と苦笑いを浮かべた。

 V3戦の挑戦者は同級2位クリストファー・ロサレス(23=ニカラグア)となる。ロサレス対策を含めたスパーリングは10日から開始予定。比嘉は「徳之島の練習やると試合で調子がいいので、いつもの準備ができたと思います」と手応えを口にしていた。