元WWE女子タッグ王者のオーストラリア人コンビ、キャシー・リー(28)、ジェシカ・マッケイ(32)が自らの公式SNSでプロレス復帰を発表した。

ブラックを基調としたセクシーなコスチューム姿のツーショット写真とともにリングへのカムバックを報告。新ユニット名「インスピレーション」として再出発を図るとつづった。

先月27日、公式ツイッターを更新したリーは「ついにインスピレーションはプロレスに戻ります。キャシー・リーとジェシー・マッケイはインスピレーション・ツアーを発表します。日程と都市はまもなく発表されます」と投稿。その後、今秋の米プロレスイベントへの参戦が発表されている。

2人はWWEでユニット名「アイコニックス」として活躍してきた。リーはペイトン・ロイス、マッケイはビリー・ケイのリングネームで、リング上の軽快なトークも「売り」となって人気を博した。19年にはレッスルマニア35大会では4WAY形式のWWE女子タッグ王座に勝利し、第2代王者となった。同年6月のWWE日本公演では日本のアスカ、カイリ・セイン組によるユニット「カブキ・ウォリアーズ」ともノンタイトル戦で激突していた。

しかし同年末のロウ大会でアイコニックスは解散が決定した。オーストラリアで同じプロレススクールに通い、10年以上も一緒に活動してきた間柄。以後、ロイスはシングルプレーヤーとして大会出場していたものの、今春の2人そろっての解雇は突然すぎる出来事となった。シングルプレーヤーが多いWWE女子勢の中で、コンビネーション抜群なタッグとして際立っていただけに、2人の再活動表明を歓迎するWWEファンも多かった。新ユニットによる、さらなる詳細な「インスピレーション・ツアー」の発表を待ちたい。【藤中栄二】