「キング・オブ・ストロングスタイル」中邑真輔が無念の逆転負けを喫し、マネー・イン・ザ・バンク(MITB=7月2日、米ラスベガス)の名物カード、MITB男子ラダー戦出場権を逃した。因縁のサミ・ゼインとのラダー戦予選に臨んだものの、ヘルヴァキックに沈んだ。

WWEヘビー、ユニバーサル統一王者ローマン・レインズ一派の「手下」と化したゼインに対し、腕ひしぎ逆十字固めやスライディング式スープレックスで攻め込んだ。リングアウト狙いの敵にポストやバリケードにたたきつけられ、キンシャサ(ニー・ストライク)をかわされてターンバックルに自爆した。

2発目のキンシャサも場外に逃げられて不発となったが、直後に場外で「三度目の正直」となるキンシャサをゼインにたたき込み雄たけびをあげた。チャンス到来に中邑はリングに戻ろうとしたところ、一瞬の隙を突かれ、ゼインのヘルヴァキックを浴び、フォール負けを喫した。無念の逆転負けで、予選突破はならなかった。