13年に死去した大相撲の横綱大鵬の孫で、プロレスラーの納谷幸男(28)が22日、父で大相撲の元関脇貴闘力氏に“禁断の”ギャンブル特訓を受けた。

プロレス団体「DDT」のシングル最強決定リーグ戦「D王GRAND PRIX 2022」で初出場初制覇を目指す納谷はこの日、父のもとを訪問し、同リーグ戦で決勝まで駒を進めたことを報告。すると、父から「相手を引きずり降ろして勝つんだという気迫がないとダメ。だから、その気迫をギャンブルで教えてやる。俺に勝ったら、御利益で運気が上がるように」とアドバイスを受け、ブラックジャックによる勝負運向上の特訓を受けた。

貴闘力氏は10年、野球賭博に関与していたことが発覚し、角界を追われた過去があるが、「裏はやってないから。お金はもう12、3年も賭けてない」と必要以上に強調した。

現在開催中の大相撲九州場所では、納谷の弟で、貴闘力氏の三男、王鵬が9勝1敗でトップタイに並び、平幕優勝の可能性を秘めている。悲願のダブル優勝を目指し、納谷は来月4日開催の東京・後楽園ホール大会で行われる上野勇希との決勝戦に臨む。