プロボクシングの世界バンタム級4団体王座統一戦が13日、東京・有明アリーナで行われる。

WBAスーパー、WBC、IBF世界同級王者井上尚弥(29=大橋)が、WBO世界同級王者ポール・バトラー(34=英国)に勝てば、日本人初、史上9人目の4団体統一王者になる。さらに井上自身が打ち立ててきた数々の記録も更新される。井上が勝った場合に、記録はどうなるのか見ていきたい。

 

◆勝利の場合

★世界戦19連勝=日本歴代1位。

※2位は元WBA世界ライトフライ級王者の具志堅用高の14連勝、3位は元WBC世界バンタム級王者の山中慎介の13連勝。

★世界戦19勝=歴代2位。※1位は井岡一翔の20勝。3位は具志堅用高の14勝。

 

◆KO勝利の場合

★世界戦17KO(19試合)=日本歴代1位。

※2位は10KOでミニマム級~スーパーフライ級まで世界4階級制覇王者の井岡一翔(22試合)と、元WBA世界フーパーフェザー級王者の内山高志(14試合)。4位は9KOで具志堅用高(15試合)と山中慎介(15試合)。

★KO率87・5%(24勝21KO無敗)=歴代日本人世界王者最高。

※2位は元WBAスーパーライト級王者の平仲明信の82%(20勝18KO2敗)。元WBC世界スーパーライト級王者の浜田剛史の79%(21勝19KO2敗1無効試合)が続く。

 

◆1回69秒以内のKO勝利の場合

★世界戦日本人最短KO=18年10月のファン・カルロス・パヤノ(ドミニカ)との防衛戦でマークした70秒(1分10秒)の自身の記録を更新。

※2位は平仲明信が92年4月にエドウィン・ロサリオ(プエルトリコ)をKOして王座を奪取した時の92秒(1回1分32秒)。