日本人初のプロボクシング4団体統一王者となった井上尚弥(29=大橋)が14日、横浜市の所属ジムで記者会見に臨んだ。

13日に東京・有明アリーナでWBAスーパー、WBC、IBF世界バンタム級王者としてWBO世界同級王者ポール・バトラー(34=英国)を11回KO撃破し、一夜明けたこの日、大橋秀行会長(57)、父真吾トレーナー(51)と報道陣の質問に応じた。主な一問一答は次の通り

◇ ◇ ◇ ◇

-昨夜は眠れたか

「意外に、3時間ぐらいは眠れました」

-一夜明けて心境は

「昨日は本当に最高な夜になりましたし、4本のベルトを取ってやってきたことの重みを実感ています」

-試合を振り返ると

「バトラーがこういう出方をしてくることは予測できていた。流れと展開、予想していたことができた。最後に倒し切ることができて昨日の試合は良かった」

-来年の意気込み

「来年も、もちろん活躍しますし、この(バンタム級)4団体をどうするか、階級をどうするかは(大橋)会長と父と相談しながらゆっくりと考えて次戦に臨みたい」

-昨夜は何を食べたか

「焼き肉です。牛タンを食べました」

-井上にとっての今年の漢字は

「自分にとって『闘』うというのが合っている。22年は3団体統一、4団体統一と本当に闘いの1年だった。あらためて振り返るとすごく濃い年だったなと」

-1番獲得が大変だったベルトは

「やはり昨日の(WBO)ベルトかなと。倒すまで時間がかかりましたし。体的な疲労も1番、筋肉痛が残っています」

-オフの予定はあるか

「今のところはない。これから決めていくと思う」

-11ラウンド前から大きく体を動かすアクションしていた

「完全にギアを上げて、バトラーは結構、疲れていたと思う。自分がああいうアクションを起こして、さらにプレッシャーをかける。『マジかよ』と思わせる。そんな心理戦ですね」

-11ラウンドからいくつもり

「10ラウンドが終わり、あと2ラウンドで仕留めきれるなという感覚がありました。(王者から全KO奪取で4本のベルト獲得の記録)ちらつきました。お客さんの応援も聞こえましたし。残り2ラウンドで仕留め切れるかは自分次第だと思っていました」

-お客さんが少ない不遇の時代もあった。今の立ち位置は

「今見ている、昨日のファンのみなさんに見せてもらった景色は最高でした。スーパーフライ級時代、有明コロシアムで何度か試合して超満員にしていない時代が続いた。積み重ねてきてこれだけの会場を満員にできた。数字を見ると1つ1つやってきたことが正しかったのかなと振り返ると思います。あとは自分がどういう試合するのか。どんな相手と試合するかにかかっていると。昨日の有明アリーナ以上の景色はない。この景色を継続させたい」

-今後のスーパーバンタムの闘うイメージは

「今のバンタム級で闘っている限りは自分の闘いを貫くことを意識している。スーパーバンタム級では相手選手が大きかったり、スタイルの違いもあったりで、闘い方を変えていく必要はあると思う。自分の引き出しの数の中でチョイスしていくだけ。階級を上げれば本当に気を抜けない闘いになると思うし、全体的にスリリングな試合になると思う」

-次はスーパーバンタム級の調整試合を挟むのか

「すぐに世界挑戦できればいいし、スーパーバンタム級のテストマッチというのはいらない。世界戦のチャンスがあればいきたい」

-スーパーバンタム級の目標は

「しばらくはスーパーバンタム級で闘うと思うのでまた統一を目指してやっていく方向になると思う」

-ゴールはどこになる

「自分のゴールは年齢だったり、自分のパフォーマンス内容だったりで考えている。何階級とか何団体統一などが引退時だとは考えていないので、それまではすべてが通過点になると思う」

-来年は30歳になる

「そのケアなどの面はしっかりと向き合っていけないと感じます。気持ちはまだまだ30歳ですが(笑い)」

-来年は何試合やりたい

「次は4~5月ぐらいと聞いている。3試合はやりたい。4月、夏、12月と。18年から年間2試合続きなので、来年は3試合。ただ2試合の方がオフを作ることができるので切り替えしやすいですけれど、でも3試合はやりたい」