プロボクシング日本ライトフライ級ユース王者で日本同級6位の坂間叶夢(20=ワールドスポーツ)が、4連続KO勝利でデビューからの連勝を9(8KO)に伸ばした。

26日、東京・有明アリーナで行われた49・5キロ契約8回戦で、10勝7KO(2敗)の強打者ジョン・ポール・ガブニラス(23=フィリピン)に5回2分35秒、TKO勝ちを収めた。

序盤はガブニラスのスピードといきなり振ってくる左フック、右アッパーに戸惑い、まともにパンチを浴びるシーンもあった。それでもボディーブローを軸にプレッシャーをかけ、5回に左ボディーブローを決めると、体をかがめて必死に抱きつこうとする相手に連打を浴びせて、レフェリーが試合を止めた。

「相手はパンチがあって、今まで戦った中で一番強かった。もっと攻め方、防御を強くしないといけないと思った。5回は自分から仕掛けて組み立てていこうと思った。勝ててホッとしています」と坂間。

WBC、WBO世界スーパーバンタム級王者井上尚弥(30=大橋)が、WBAスーパー、IBF世界同級王者マーロン・タパレス(31=フィリピン)と4団体王座統一戦に臨む世界注目の興行のリングに上がり、KO勝ちした坂間は「これからもっと強い選手と戦うことになるので、もっと強くなるように頑張ります」と、観客にアピールした。【首藤正徳】