新日本プロレスは長岡大会でNEW JAPAN CUP(NJC)決勝を開催。ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン(LIJ)の辻陽太が23分1秒、ジーン・ブラスター(胴体へのタックル)で、4度目の優勝を狙った後藤洋央紀から3カウントを奪取。初優勝を果たした。

辻は4月6日両国大会で、IWGP世界ヘビー級王者でLIJのリーダー内藤哲也への挑戦権を得た。辻は試合後のマイクで「新時代の扉が今、開いたぞ! 雨はやんで、帝国の王は去り、でも大丈夫だ。俺がここにいるから。俺が新時代の象徴だ。なあみんな、その先にどんな景色が待ってるのか、一緒に歩いていこうぜ」と高らかに宣言。

続けて「でも、もう1つだけやらなきゃいけないことがある。内藤哲也、上がってきてくれよ」と放送ブースにいた内藤をリングに上げた。

辻は内藤へ向かって「宣言通り、俺はこのNJCで結果を残して、春の両国であんたの前に立つ。このベルトを俺がいただいてやるよ」と話し、内藤が持ってきたIWGPのベルトを指さした。

すると内藤は「辻陽太、覚悟はいいか? 4月6日、両国大会のメインイベント。俺が辻に今の新日本プロレスの、いや今のロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンのプロレスを堪能させてやるよ。カブロン!」と言い放ってリングをあとにした。

その後、締めのマイクを握った辻は「このセルリアンブルーのリングは世界最高のプロレスだ。そして俺はこの新日本プロレスをさらなる高みに引き上げる。なあ新日本プロレスよ、覚悟はいいか? 新時代の幕開けだ!」と改めて叫んで大会を締めた。

 

○…辻はバックステージでも世代交代を強調。その中でも自分が1番先頭を走っていることをアピールした。「なあ、新時代の扉が開いたぞ。上村(優也)、成田(蓮)、ゲイブ(キッド)、(グレート)オーカーン、ヒクレオ、(マスター)ワト、そして海野(翔太)。お前の目には今、何が映ってる? そして次の両国では俺が挑戦者として内藤哲也に挑戦する。まずは内藤に勝つことに全力を尽くす。ただ俺にはその先のビジョンがある。内藤哲也に勝って新日本の最高峰のベルトを取ってやらなければいけないことがある。内藤哲也、焦らずに待っててくれよ」とニヤリと笑った。