ABEMAはキックボクシングやMMA(総合格闘技)などの格闘技やプロレスに特化した専門チャンネル「格闘チャンネル」で、22年から「ABEMA格闘チャンネル海外武者修行プロジェクト」を実施している。

同プロジェクト第9期生として鈴木崇矢が、第10期生として岩崎大河が、それぞれ米国へMMA留学し、その様子を5月からYouTubeで配信すると、ABEMAが12日に発表した。ABEMA格闘チャンネル公式YouTubeの「Fighter's Diary」で2人の様子を見ることができる。

このプロジェクトは、世界で活躍することを目標に日々奮闘している、あるいはすでに世界で戦っている日本人若手選手のさらなる成長を支援するプロジェクト。世界で活躍しているプロ格闘家を中心にマネジメントを行っているシュウ・ヒラタ氏率いる格闘家専門エージェント「ON THE ROAD MANAGEMANT」との共同プロジェクトとして発足し、選手を一定期間、米国に滞在させるほか、それぞれに合った北米トップレベルの総合格闘技ジムで練習できる環境を提供する。

22年の発足以降、平田直樹、平田樹きょうだいほか、木下憂朔や澤田千優ら、11人を米国へ送り出した。第6期生のエフェヴィガ雄志以降はトレーナーも留学に一部同行するなど、未来ある格闘家たちやトレーナーを積極支援している。

今回、第9期生として鈴木崇矢、第10期生として岩崎大河が参加。鈴木の留学先は、フロリダのキルクリフFC(KILL CLIFF FC)で、元UFCウエルター級王者カマル・ウスマン、元Bellatorライト級王者マイケル・チャンドラーら、世界的トップ選手たちが所属している。過去に参加した木下憂朔やエフェヴィガ雄志選手もキルクリフで練習を重ねた。

一方、岩崎はロサンゼルスのCMMA(California Mixed Martial Arts and Fitness)へ留学。CMMAはUFCファイターからアマチュアの米国代表選手まで所属している育成力が評判のロサンゼルスで一番大きなジム。出稽古を日々受け入れており、岩崎も鍛錬に励んでいる。

このプロジェクトでは、若手格闘家からの応募を随時受け付けている。条件は「世界での活躍が期待される、プロ戦歴10試合未満で、30歳未満のMMA格闘家」のみ。現在から過去にいたるまでの出場団体や、契約先ジム、マネジメントなどは一切問わない。海外武者修行で世界中のトップランカーたちと拳を交え一段と成長する選手たちに、注目だ。

※岩崎の崎は崎の大が立の下の横棒なし