立ち技打撃格闘技のRISE(ライズ)は12日、都内で「RISEワールドシリーズ2024大阪大会」(6月15日、エディオンアリーナ大阪・第1競技場)の対戦カード発表会見を開催。すでに発表となっていたスーパーフライ級(-53キロ)王座戦を戦う王者・大崎一貴(27=OISHI GYM)と同級1位の挑戦者・政所(まんどころ)仁(25=魁塾)も出席した。

地元大阪での決戦となる政所は「大阪やからとかは別に関係なく、ずっとこのベルトが欲しかったんで。それプラス大阪っていうので、僕のことをずっと応援してくれた家族とか、その友達とかも大阪が多いし、今まで負けて悔しい思いをさせてしまった分、たくさんの人に現地で見てもらえるんで。いつも東京で、どっちかっていうとアウェーという感じなんで、ホームでしっかり会場を揺らしたいなと思ってます」と意気込んだ。

政所はこれまで田丸辰、滉大、風音、花岡竜と、一度負けた相手にことごとくリベンジを果たしてきた。「この5年ずっとリベンジし続けてきたと自分で思ってるんで。(20年7月に延長判定負けした)大崎選手に最後やり返して、僕のリベンジはこれでおしまいにしたい」と話した。

一方、名古屋出身で地元のOISHI GYMに所属する大崎一は「なかなか名古屋で試合がないので、僕は東京でも大阪でもアウェーですし。いつもそういう状況でやってきてるんで、場所はあまり関係ないかと思います」とした上で「ここを防衛したら名古屋でRISEをやってほしい」と、伊藤隆代表に訴えた。

となりで話を聞いていた伊藤代表は、大崎一が勝った場合には、RISEを名古屋で開催すると約束。「今年は全部スケジュールは決まっているので、来年でしょうね。もともと(大崎一が)『54キロトーナメントで優勝したらやってください』と言っていたんですけど、優勝できなくて。今回、素晴らしい、王者らしい勝ち方をするんだったら。大阪、名古屋っていうのはずっと視野に入れていたんで。防衛したら来年ぐらいに実現に動きたいと思います」と明言した。