新日本プロレスのシカゴ大会「Windy City Riot(ウィンディ・シティ・ライオット)」が開催され、メインイベントのIWGP世界ヘビー級王座戦(60分一本勝負)で王者・内藤哲也が挑戦者ジョン・モクスリーに敗れ、3度目の防衛に失敗した。

終盤、モクスリーはダブルアームDDTからデスライダーを仕掛けるが、内藤が脱出。コリエンド式デスティーノで逆襲した。その直後、内藤は(正調)デスティーノにいくが、モクスリーが回避してローリングエルボー。そして、デスライダーでフォールへ。内藤はこれをはね返したが、モクスリーはショートレンジラリアットを食らわせ、再度フォール。内藤はこれもはね返したが、モクスリーが高角度のデスライダーをさく裂させ、20分21秒、ついに3カウントを奪って勝利。第9代IWGP世界ヘビー級王者に輝いた。

内藤は前日会見で「明日、対戦するジョン・モクスリー選手ですが、過去にシングルマッチをしたことがありました。2019年7月28日、愛知県体育館。その時、俺は敗れているわけで、やっとあの時のリベンジをする時が来ました。しかもアメリカでリベンジできるということで、こんなうれしいことはないし、彼的にもこんな屈辱的なことはないでしょう」と話し、シカゴで「デ・ハポン締め」ができることを期待していた。だが逆に新日本プロレスの最上位ベルトが海外へ流出する事態となった。