11日にザック・セイバーJr.を倒し、IWGP世界ヘビー級王座を初戴冠した新日本プロレスの後藤洋央紀(45)が12日、都内の新日本社で一夜明け会見に臨んだ。

前身のIWGPヘビー級を含め、実に9度目の挑戦で新日本の頂点に立った後藤は「デビューして22年かかりましたが、ようやくこのIWGPのシングルを奪取できたこと、あれだけの超満員札止めの中で、後藤コールの中で試合ができたこと、レスラー冥利(みょうり)に尽きるというか、その中で奪取できたことを本当にうれしく思います。これからも世界ヘビーのベルトに恥じないように、明日もまた頑張って生きようと思えるような試合をチャンピオンとしてしていきたい」とひと言ひと言をかみしめながら話した。

目の前に置かれたベルトを見ながら「自分といっしょにずっと昨日から過ごしています」と笑顔を見せた後藤は「昨日も体が興奮しちゃって、ほとんど寝れなくて。“消灯”しても寝てないです」と、YOSHI-HASHIとのタッグチーム毘沙門の合体技の名前になぞらえてジョークを飛ばした。

後藤がザック戦後に話したように「旗揚げ記念日」となる3月6日の大田区大会(大田区総合体育館)で、社長の棚橋弘至を相手に初防衛戦を行うことも、この日、正式に決定した。「初めてIWGPのベルトに挑戦したのが棚橋さんで。何回もやってきましたけど、やっぱり自分がチャンピオンとして棚橋さんを迎え撃つ、逆のパターンに持っていきたかったというのは昔からあったので」という後藤は「引退する前には必ずしたかったなって思いますし。多分、最後(の対戦で)俺負けてるので。勝ったまま引退する気じゃないでしょうねっていう気持ちはあります」と笑った。

後藤が棚橋を相手に防衛成功すれば、11日の試合後に挑戦を直訴してきた超ベテラン永田裕志との防衛戦も待っている。「自分がこのベルトを取ったことによって、ベテランと言われる選手に刺激になっていると思うんです。俺と同じ世代、俺より上の世代とともに輝いていきたいというのがある。存分に俺が(ベテランたちの輝きを)引き出したいと思います」と誓っていた。【千葉修宏】