プロボクシングWBOアジア・パシフィック・バンタム級王者那須川天心(26=帝拳)がボクシング転向6戦目の前日計量をクリアした。24日、東京・有明アリーナで前WBO世界同級王者ジェーソン・モロニー(34=オーストラリア)との119ポンド(約53・98キロ)契約体重10回戦を控える。23日には都内のホテルで前日計量に臨み、両者そろって53・9キロで計量パスした。計量後には11秒間のフェースオフ(にらみ合い)も展開し、モロニーに対して辞儀と握手で敬意を払った。主な一問一答は次の通り。

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-今回の減量は

那須川 だいぶうまくいきましたね。まあだいぶ順調にというか。しっかりと脂肪を削って。まあ1週間前とかがっつり食えたので。そこから飯もずっと取って食べていて。非常に良い感じ。

-前回は計量前に走って疲労が残った調整だった

那須川 そうですね。今回は半身浴してバッと落ちた感じ。全然、しゃべれているし、いつも通り。

-バンタム級よりも少し多いウエートでの試合

那須川 もともと119ポンドでした。今回も普通に(バンタム級リミット)53・5キロまで落ちたので。そこから全然、急に53・5キロになってもすぐに落ちるよ、だから文句言うなよと(笑い)。

-ついに前世界王者と対戦 那須川 もうやることやってきたし、明日に備えるだけというか。焦ることないし、早くこの日が来てほしかったというのがあった。試合が待ち遠しいという。本気で思うので。まあワクワクさせますよ。

-モロニーにお辞儀した

那須川 日本に来てくれたし、僕は今回、6戦目で、まあ普通は(対戦が)ありえないことなので。日本流のお礼と言ったらお辞儀なので。敬意を込めさせていただきました。

-今回はグローブ、シューズなどコスチュームをシルバーで統一

那須川 はい。シルバー。コスチュームも当日楽しみにしてもらえれば。まあ銀河までいちゃおうかなと思っているんで(笑い)。

-2戦前は地球がテーマだったはず

那須川 地球を超えちゃったので銀河まで。毎回テーマは。

-自らの伸びしろ感じる

那須川 伸びしろは…やっぱり見てもらえれば分かると思う。自分でも感じている。1個1個の練習の中でもそうだし、スパーリングでもそう。本当に充実していましたね。トレーナーと会長と一緒にやっていたので。まあ怒られることもあったし、それがあっとういう間に過ぎたというか。それがなくなるのがちょっと寂しい。そんな気持ちあるので、それが本番に出せればいいし。やってきた期間は無駄じゃないし。試合って誰でも頑張るじゃないですか。それ以外の、どれだけ一生懸命、毎日過ごすかの方が大事だと思っているので。そこはしっかりとクリアしてきている。僕だけでなく、モロニー選手もそうだろうし、他の選手全員そうだと思う。それプラス、明日は俺は俺に任せろというのはある。

-モロニーは武居由樹(大橋)戦以来の再起戦。武居由戦と比べられる

那須川 別にそこは意識していない。俺がどれだけ通用するかという。そこしか考えていないというか。自分の可能性を全部ぶつけていくというか。超えられるのか超えられないのか。はたまた飛び越えちゃうのか。どうなるかは自分でも分からないので。そこを本当に楽しみだなというのはありますね。だから記者さんもそうですし、お客さんもそうですし、すごく楽しみなカードだと。

-モロニーの公開トレで「判定なら天心、KOならモロニー」との議論があった

那須川 う~ん、まあボクはKOを狙いたいですけど。別にそこまでKOしてやろうというこだわりは…こだわり過ぎるとかたくなっちゃうので。あんまりないですね。もう流れの中で戦って。倒せる瞬間があれば倒すという感じで。倒すというか、勝手に倒れてくという。だからそこは意識せず、いつも通り何か天心流の格闘技をすればいいかなと。

-人気アニメ「ダンダダン」のキャラ「オカルン」の変身形態をイメージした那須川選手のイラストをXでアップしていたが

那須川 ファンの方が書いてくれるんですよ。あの公式とかではないですけど、やっぱね、ああいうクオリティーで書いてくれるのは非常にうれしい。今回、ダンダダンはテーマでもある。すごくはまっているので。通じるものがあるというか。(おわり)