UFCフライ級ファイター鶴屋怜(22=THE BLACKBELT JAPAN)がUFC2戦目に臨む。8日(日本時間9日)、米ネバダ州ラスベガスのT-モバイルアリーナでUFC313大会に参戦。フライ級5分3回でジョシュア・ヴァン(23=ミャンマー)と激突する。昨年6月、UFC303大会でカルロス・ヘルナンデス(米国)に勝利したオクタゴン白星デビュー以来、約10カ月ぶりの試合に向け、8日までに日刊スポーツのインタビューに応じた。
UFC初陣に続き、ナンバーシリーズ興行&約2万人収容可能なT-モバイルアリーナの大舞台。UFC側の期待の大きさがうかがえる。鶴屋は「普通に期待されているというか、自分としても大きい舞台でやった方が経験になる。うれしいというか、しっかりと頑張らないといけない」と気持ちを引き締める。
当初、2月9日のUFC312大会でスチュワート・ニコル(オーストラリア)と対戦予定だったが、ニコルの欠場で中止に。早期のマッチメークを希望し、急きょヴァン戦が決まった。鶴屋は「(中止の瞬間は)最悪だなと思った。試合する気満々で体もつくってきていたので、何だよ、という感じした。でもトップレベルの強い相手と組まれ、しっかりと勝てれば評価も上がると思うので結果オーライ」と前向きだ。
最新ランキングで外れたものの、対戦相手のヴァンは直前までフライ級15位だった。勝てば一気にランキング入りするチャンスもありそうだ。鶴屋は「順番のして(ヴァンは)16位ぐらいだろうと。勝てば自分もランキング入りできそうだし。良い勝ち方すれば上位ランカー、10位ぐらいの選手とやれる可能性も出てくる。きっちりフィニッシュして勝ちたいと思う」と気合を入れ直した。
打撃を得意とするヴァン戦が決まる前となる昨年12月からK-1、RIZINなどを主戦場としていた才賀紀左衞門を打撃コーチに招いた。キックボクシングと総合格闘技の両方を経験する才賀からの指導は学ぶことが多かったそうだ。鶴屋は「結構、MMA(総合格闘技)にアジャストした打撃を教えてもらい、距離感とかだったりを練習してきた。今まで雑なところもあって被弾することもあったので。(得意の)レスリングもありつつ、しっかり距離感を保ってタックルに入る。自分も当てられるような打撃も覚えた」と収穫も多かった。才賀にはヴァン戦もセコンド入りしてもらうという。
日本勢のUFCフライ級は、昨年10月に平良達郎(25)、同12月には朝倉海(31)がいずれも敗退。プロ通算10戦全勝の鶴屋に「連敗ストッパー」としての期待もかかっている。「2人はライバルみたいなもの。自分が勝てば評価は上がるし、ここで一気に上がりたいという気持ち。自分がやらないとなと」。UFC連勝、フライ級ランキング入り、そして「今年の最後にはランキング上位を倒したい。トップランカーになりたい」という目標に到達するため、鶴屋が出陣する。【藤中栄二】

