静岡市出身の鈴木志乃(26)が1年半ぶり2度目の地元凱旋(がいせん)でさらなる飛躍を誓った。

志乃はメインイベントに同じアイドルグループ「アップアップガールズ(プロレス)」の先輩・渡辺未詩とのタッグで登場。現プリンセス・オブ・プリンセス王者瑞希&同期・風城ハルと対戦した。

志乃は終盤、自らタッチを求めて瑞希と対峙(たいじ)。未詩との好連係で瑞希を追い込んだかに思われたが、やはり東京女子プロレスの頂点は揺るがない。志乃のスリーパーホールドは抜け出され、逆に瑞希にフェースロックでギブアップをせまられた。

ロープに逃げても手を取られて変形フェースロックで締め上げられた。だが、あわやの場面も志乃は根を上げない。なんとかやり返そうとエルボー連打。それでも瑞希はそのすべてを受け止めるやエルボー一発で返すと、バックエルボーから得意のキューティースペシャル(変型ブロックバスター・ホールド)で志乃から3カウントを奪った。

試合後、志乃は号泣。「静岡にいる頃は本当に何をやってもうまくいかなくて。正直、静岡は夢を捨ててきた街ってイメージがあったんですけど、今はプロレスという夢中になれるものに出会って『プロレスも頑張ってます!』って胸を張って静岡に帰ってこれたと思っています。もっとプロレスを通じて静岡を盛り上げたいと思えるほど、夢を捨てた街だと思ってたけど、いまはすごく大好き街になりました。ありがとうございました! こんなんですけど、絶対に強くなって帰ってきます!」と詰めかけたファンに約束した。

バックステージでは「私はもっともっと静岡の人に東京女子プロレスを知ってもらいたいですし、逆に東京女子プロレスを好きな方には静岡の良さをもっともっと知ってもらえる懸け橋になりたい」と誓った志乃。次、凱旋するときには「勝っている回数を増やしたい。トーナメントとか結果が欲しい」と目を輝かせていた。

〈この日の全成績〉

▼第1試合 シングルマッチ15分一本勝負

○凍雅 (5分30秒、ロックボトム→片エビ固め) ×芦田美歩

▼第2試合 3WAYマッチ20分一本勝負

○らく (8分28秒、ハリケーンターン) ×アイビー・スティール

※もう1人は桐生真弥 

▼第3試合 タッグマッチ20分一本勝負

荒井優希&○宮本もか (9分24秒、羅生門) 長谷川美子&×七瀬千花

▼第4試合 シングルマッチ20分一本勝負

○辰巳リカ (11分1秒、ホワイトドラゴンスリーパー) ×原宿ぽむ

▼第5試合 タッグマッチ20分一本勝負

○鈴芽&遠藤有栖 (10分46秒、リング・ア・ベル→片エビ固め) 伊藤麻希&×高見汐珠

▼セミファイナル 6人タッグ20分一本勝負

○中島翔子&愛野ユキ&猫はるな (11分42秒、ノーザンライト・スープレックス・ホールド) 鳥喰かや&上原わかな&×HIMAWARI

▼メインイベント タッグマッチ20分一本勝負

○瑞希&風城ハル (15分25秒、キューティースペシャル) 渡辺未詩&×鈴木志乃