無敗の格闘家でプロボクシングWBC世界バンタム級1位の那須川天心(27=帝拳)が23日、地元の千葉・松戸中央公園で自身プロデュースのイベント「天心祭」を開催した。開始前から入場口に600人が行列をつくって待機する盛況ぶり。気温35度の中、大勢のファンたちが会場に集結した。
オープニングセレモニーで関係者らと鏡開きして来場者とともにイベント開幕を盛りあげた那須川は「案外、最初から人が来てくれて。夜の盆踊りまであるので、ゆっくり楽しんでもらえれば」とあいさつ。ホスト役として「朝から晩まで動きます。フル出場します。主催しているので。後ろに隠れるわけにはいきませんから」とフル回転への意欲を示した。
オープニング後に報道陣に対応した那須川は「まだ余裕ですね、アップもできていないぐらい。祭りの意図は人間みんな仲良くしていこうよというテーマがありますよね。今、SNSの時代で言い合ったりとか負のニュースが多い。外に出て体を動かすことが大事。子供とかも家にいることが多いので、外に出ようぜというきっかけを与えられたらいい」とテーマを掲げた。
以前は「松戸まつり」に出店するなど地元イベントに参加してきたが「今回が主催して」と完全な自己プロデュースのイベントとなる。
今回の運営資金について「1試合のファイトマネーの半分ぐらいはかかっていますね。前回(6月の世界前哨戦)が10ラウンドやっているので、5ラウンド分ぐらいかかってます。本当に何千万かかっております。100%赤字だし、グッズも最低限の価格。ただみんなに楽しんでもらいたいから。本当にお金とかじゃない。気持ち、本当のかんきも(関係ないっしょ、気持ちっしょの略)です」と苦笑。続けて「その代わり、応援してほしいし、僕の試合を観に来てほしい」と期待した。
今後も継続的な「天心祭」開催を希望しており「僕の活躍次第で祭りのグレードもアップしてくる。最初は地元を盛りあげたい。毎年できるかは分からないけど、次は千葉県、次は東京、その次は世界でやりたいですね。イン・ニューヨークとか。(米ラスベガスの)MGMとか。MGMとかなら輪投げも賭け事でできるので。大型興行になる」と野望を口していた。

