ボクシングWBA世界ミニマム級2位・松本流星(27=帝拳)が世界奪取で2人の亡き先輩に思いを届ける。14日、名古屋・IGアリーナで同級1位・高田勇仁(27=ライオンズ)との同級正規王座決定戦を控え、5日に練習公開し「子供の時からの夢をかなえたい」と口元を引き締めた。
8月2日の東京・後楽園ホールの興行で、試合後に同門の先輩・浦川大将さん、日大時代の先輩・神足茂利さん(M・T)が硬膜下血腫となって開頭手術後に死去した。2人の先輩が他界し、松本は「ボクシングはリスクあるスポーツ。一生懸命、自分の好きなことに没頭できる時間は大切だと先輩から教えてもらった。自分が好きなことができるうちは頑張りたい」との気持ちを胸に秘め、世界初挑戦のリングに立つ。
同年齢の高田とは中学時代にスパーリングした経験がある。8敗しながら28戦目で世界挑戦に到達した高田から「自分がたたき上げ、松本選手はエリート」と言われた。プロ無敗の松本だが「アマの時に全部が全部、良い成績ではなく、負けた悔しさも知っている」と貪欲な姿勢。WBA世界ライトフライ級王者高見亨介の10戦目を抜く所属ジム最速7戦目の世界挑戦&奪取を狙う。【藤中栄二】

