7日に大阪で初防衛戦を控えるWBA世界バンタム級王者の亀田興毅(24=亀田)が2日、都内の大同病院で予備検診を受けた。大阪に滞在する挑戦者の同級14位ダニエル・ディアス(27=ニカラグア)とは分離での予備検診となり、1人で病院に姿をみせた。体調面では大きな問題はなく、体格では前回(昨年12月のWBA同級王座決定戦)の予備検診時よりも首周りが0・5センチ伸び、1・5だった左目の視力も2・0となった。また168センチだったリーチも170センチと2センチ伸び「イメージトレーニングのたまものなか。伸びろ伸びろって考えていた」と話した。

 しかし、実際は大阪で予備検診を受けたディアスよりも身長で7・9センチ、リーチで9センチ劣り、体格面での不利が浮き彫りに。それでも興毅は「リーチ差9センチならば大丈夫やな。一発一発のパンチは警戒せなあかんけど、そのパンチにカウンターで合わせていく」と自信をみなぎらせた。