WBC世界スーパーフェザー級王者の三浦隆司(29=帝拳)が、闘牛場で初防衛戦に臨む。同級1位のセルヒオ・トンプソン(29=メキシコ)とのV1戦(17日、メキシコ・カンクン)に備え、14日(日本時間15日)に同地で練習を打ち上げた。試合会場はプラザ・デ・トロス闘牛場。屋外競技場のため、暑熱対策も必要となる。三浦は「気候は日本よりも湿度が高い感じですが問題ないです」と話したが、所属ジムの本田明彦会長は「闘牛場なので控室が完備されていなかった。現地でトレーラーを借りて、控室をつくることにした」と明かした。

 最終合宿先の米ラスベガスからカンクンまで、悪天候の影響で予想外の長時間移動となったが、減量も順調に進んでいるという。15日の記者会見で挑戦者のトンプソンと対面を予定。16日に前日計量を控え「あと少しです。気を抜かず最高の状態で試合できるよう頑張ります」と気合を入れ直していた。