大相撲夏場所で全勝優勝した横綱白鵬(32=宮城野)が27日、愛知・中区で行われた力士会に出席し、名古屋場所(7月9日初日、愛知県体育館)で記録更新の期待がかかる、魁皇の歴代最多通算勝利1047勝超えを誓った。

 更新まで残り12勝と迫っていて「39回目の優勝を目指していけば、自然と1047という通算勝ち星が見えてくると思う。そのために今日から稽古を始めた。先場所のいい流れを思い出しながらやっていきたい」と意気込んだ。この日の朝稽古は、相撲は取らなかったものも、30キロの重りを持ちながらすり足をしたりして、大粒の汗を流した。新大関高安については「先場所は(高安の)勢いを止めたから賜杯に手が届いた。同じように壁になっていくことで強い後輩が誕生すると思う」と独特の表現で歓迎した。