大関高安(29=田子ノ浦)が、九州場所8日目から突然、休場した。この日、場所入り後、土俵入りまでこなしたが、取組前に出場を断念した。珍しいかたちでの休場になる。

田子ノ浦部屋関係者によると、腰を痛めた模様。対戦相手の宝富士は、支度部屋で準備運動を続けていたが、急きょ取組がなくなり、驚いた表情を見せた。高安は自力で歩けず、取組前に付け人の肩を借りて歩き、車に乗り込んだ。

すでに9日目の取組が決まっていたため、割り返しとなる見通し。

高安は7月の名古屋場所で左肘を痛め、勝ち越した後に途中休場。9月の秋場所は全休し、かど番で迎えた今場所は中日までに3勝。このまま再出場しなければ、大関から陥落する。