大相撲の大関貴景勝(23=千賀ノ浦)が「ヤクルト1000」の新CMキャラクターに決まり、19日、都内のヤクルトホールで行われた発表会に出席した。

新CMは来年1月下旬から放送予定で、千賀ノ浦部屋での稽古や、まげを結う様子などが収められている。貴景勝は「いつもの稽古通りです。『いつも自分がやっていることをやって』と言われたので、普通にできました。逆にカメラが回っているところで、まげを結うことはないので、まげを結ってもらっている時の方が緊張しました。表でやることはないので普段と違いましたね」と振り返った。

発表会では、朱色に近い赤の新たな化粧まわしも贈呈された。「色合いもすばらしいし、ますます気が引き締まる。来年はしっかりと精進します。赤は初めてなので楽しみ」と喜んだ。贈呈したヤクルト本社取締役専務執行役員の成田裕氏は「早くこの化粧まわしを着けて、土俵に上がったところを見てみたい」と話し、同じく取締役常務執行役員の林田哲哉氏も「たしかに強そう」と、化粧まわし姿の貴景勝のパネルにうなった。

さらに「ヤクルト1000」1年分も贈呈された。貴景勝は「ストレス、睡眠にいいという商品なので、プロの世界でやっている自分としてはありがたいです。次の日のやる気も変わってくる。睡眠でいい筋肉がつくられるので、睡眠は稽古と同じぐらい大事」と感謝した。

その後「ヤクルト1000応援隊」として、タレントのダチョウ倶楽部の3人も発表会に加わった。貴景勝は3人とは初対面だったが「大好きで、昔から見ていたのでうれしい」と喜んだ。最初に肥後克広、寺門ジモンの2人が登場し、貴景勝に「今日限りで新ダチョウ倶楽部。名前もどすこい倶楽部にする」と、メンバー入りを勧誘。だが貴景勝は「自分、熱いお風呂ダメなんで」と、笑顔で断っていた。

上島竜兵も加わり、3人になったダチョウ倶楽部は、ストレス緩和の効果があるとされるヤクルト1000にちなんだ新ギャグを披露。「フランス語で」と言いつつ、日本語の発音で新ギャグ「ストレスがトレ、トレ、トレビア~ン」とポーズを決めたが、審査員役の貴景勝は「×」の札を出してダメ出し。ヤクルト公認ギャグへの採用とはならなかった。

最後は上島竜兵と腕相撲対決。上島は両腕、貴景勝は左腕のみ、しかも大幅に傾けた状態から始めるハンディを与えたが、一瞬で逆転。お約束の展開となり、最後はすっかりダチョウ倶楽部と打ち解けていた。