大相撲の大関貴景勝(24=千賀ノ浦)が2日、電話取材に応じた。

大相撲11月場所(8日初日、東京・両国国技館)まで1週間を切り「後は疲労を抜いてもう少し体を張らして自分のいい感覚であと1週間持っていくだけです」と現状について話した。

この日の朝稽古では相撲は取らずに、四股やすり足、重りを使ったトレーニングなどで汗を流したという。「毎日稽古をしていくなかで、あとどれぐらいやったらいいか自分で分かっている。疲れてきたら疲労を抜いていい状態に持っていくとか感覚で分ける」と感覚派な一面を見せた。

秋場所後には、新大関が誕生した。新大関正代に対しての意識を問われると「(大関として)先輩とかは別にない。誰と比べるわけではないけど、とにかく優勝したいという気持ちだけです」と、18年九州場所以来2度目の賜杯への思いを口にした。また大関として「とにかく結果を残さないといけない。一生懸命に挑戦者の気持ちでいきたい」と覚悟を示した。