東前頭5枚目の遠藤(30=追手風)が、今場所初めてメディアに口を開いた。大関貴景勝(24=常盤山)を引き落とし、5勝4敗。貴景勝戦の白星は、19年秋場所以来となる。大関を破る殊勲の勝ち星となり、NHK大相撲中継内でのインタビューに応じた。新型コロナウイルス感染予防のため、通常取材はリモートのみ。対応するかどうかは、力士の判断に委ねられている。遠藤は8日目まで対応することがなかったため、貴重な肉声となった。

吉田賢アナウンサーとの一問一答は以下のとおり。

-おめでとうございます

「ありがとうございます」

-このところ、貴景勝関にはちょっと勝てないでいましたけど、今日はどういこうと思いました?

「今できることを精いっぱいやるだけでした」

-前まわしをさぐって取れませんでしたけど、あのへんはどうでしたか

「我慢して相撲取るだけでした」

-大栄翔関が今日は敗れましたけども、追手風部屋の関取衆がみんな好調ですね。このへんは?

「そうですね。まあ、みんな、いい稽古しているんで、その効果だと思います」

-関取自身も刺激になっていますか

「そうですね。はい」

-寒さの中で、いろいろ体のケアというのも気を使われると思いますが、どうでしょう

「その時、その時、自分の体と見つめ合ってやってます」

-さあ後半戦が始まりましたが、目標は

「明日からも明日できることを精いっぱいやるだけです」