熱海富士(18=伊勢ケ浜)は、序ノ口6勝1敗の3人による決定戦を制して優勝。昨年11月の前相撲デビューからわずか2場所目で1冠目を得た。

東序ノ口25枚目の熱海富士は、本割で敗れた荒馬(24=伊勢ノ海)を押し出し、東照錦(22=錦戸)を寄り倒して初優勝。「1勝目で緊張がほぐれて、2番目は自分の相撲を取れた」。兄弟子の照ノ富士から「緊張しないでいけば大丈夫」と言われ、「それで気合が入った」と振り返った。今春に卒業式を控える高校3年生は「来場所も、その次も優勝して、関取になりたい」と力を込めた。