幕内の霧馬山(26=陸奥)が、出稽古で磨き上げた相撲で名古屋場所(10日初日、ドルフィンズアリーナ)で3場所連続の2桁白星を狙う。6日、電話取材に応じ「久しぶりに出稽古で、すごくいいなと思いました。1日一番なので、しっかり取る。負けても勝っても自分の相撲を取ることをしっかり考えている」と話した。

出稽古が解禁された6月、霧馬山は、荒汐部屋と追手風部屋を訪れた。「いろんな関取とやって押し相撲、突っ張り相撲とか、その人に合わせて稽古をしていた」と充実ぶりを振り返った。

既に名古屋入り。この日も同じ部屋の力士と稽古に打ち込み「いつも通り若い衆と15番くらい相撲を取った」と順調な仕上がりを見せる。序ノ口でデビューしたのが15年名古屋場所。昨年も9勝6敗と勝ち越しているなど縁起のいい場所だ。好きなアーティストの長渕剛が歌う「Myself」の歌詞の通り、真っすぐな生き様を土俵で表現し、白星を積み重ねる。