大相撲の横綱照ノ富士(31=伊勢ケ浜)が12日に初日を迎える九州場所(福岡国際センター)を休場することが9日、決まった。福岡・太宰府市の伊勢ケ浜部屋で報道陣の取材に応じた師匠の伊勢ケ浜親方(元横綱旭富士)が明かした。同親方の一問一答は以下の通り。

-九州場所の出場は

伊勢ケ浜親方 出るつもりでずっとやってきたが、無理ですね。いなされたりすると対処ができない。

-最終的に休場を決めたのはきょうの朝稽古か

そうですね。

-今年は年6場所のうちに15日間皆勤できたのは夏場所のみだった

しょうがないですよね。膝をかばうために腰を悪くしている。ここで無理をしてしまうと、また膝を悪くする。そうすると、もう相撲を取れなくなる。

-秋場所前に休場した時と比べると症状は良くなっているのか

そうですね。あとは痛みだけ。痛みが取れれば良いけど、これがなかなか。本人ももどかしいと思う。

-来年の初場所での復帰については

もちろん、そうなる。

-横綱の今年1年について、親方はどう見ているか

けがとの戦い。どうしても膝をかばって稽古をしてしまうと、腰に負担がかかってしまう。当たられるのはだいぶ楽になってきたけど、前に出ると痛みが走る。それでは無理ですね。稽古場でも前に出る相撲はできていなかった。