尊富士は現行の優勝制度が確立した1909年夏場所以降では1914年夏場所の両国以来110年ぶりの新入幕優勝となった。当時、大相撲は年2場所の開催。1月の春場所、5月の夏場所で10日間制が主流。夏場所は常陸山、太刀山、2代目梅ケ谷の3横綱が並び、「角聖」と称された常陸山は同場所限りで現役引退した。世界のスポーツ界では、米大リーグで後に屈指の強打者となるベーブ・ルースが投手としてレッドソックスでデビューした。

◆110年前の1914年(大3)の世相 1月には桜島の噴火により大隅半島と陸続きになる、大正大噴火が起きた。2月には東京海上保険(現・東京海上日動)が認可を受け、日本初の自動車保険が誕生。4月には宝塚少女歌劇(現在の宝塚歌劇団)が初公演、大隈重信が第17代内閣総理大臣に就任。朝日新聞で夏目漱石の小説「こころ」の連載がスタート。7月には第1次世界大戦が勃発。10月には三越にライオン像や日本初のエスカレーターが登場。同年生まれの有名人には日本女子初の五輪金メダリストの前畑秀子、NHK連続テレビ小説「ブギウギ」のヒロインのモデルとなった歌手の笠置シヅ子らがいる。

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