日本相撲協会は25日、東京・両国国技館で評議員会を開き、2023年度(1~12月)の決算を承認し、経常収益から経常費用を差し引いた額は約3億4600万円となり、4年ぶりの黒字に転じた。

新型コロナウイルス禍の20年度から3年間で計約113億円の赤字を計上したが、24年度は約10億円の黒字を見込んでいるという。

経常収益は22年度から約32億円増え、約133億円だった。新型コロナの5類移行により本場所の入場制限が解消。23年夏場所から通常開催となり、入場料収入は約59億1千万円と大幅に増加。コロナ禍前の94%程度にまで回復した。

経常費用は国技館改修工事の修繕費大幅減で、約3億5千万円減の約128億円だった。