大相撲の春巡業が3月31日、三重県伊勢市の伊勢神宮で始まり、腰痛で春場所を途中休場した横綱照ノ富士(32=伊勢ケ浜)が、4月から暴力問題で当面閉鎖となり、部屋に転籍してくる宮城野部屋についてコメントした。

「個人個人でいろいろな思いがあると思うが、プラスになることもある。お互いに理解して、切磋琢磨(せっさたくま)していければ」と語った。腰の状態は「病院で治療をして、何とか良くなってきた」と説明。夏場所(5月12日初日・両国国技館)の出場に意欲を示した。

春場所では弟弟子の尊富士が110年ぶりの新入幕優勝。「大したもの。優勝を勝ち取った経験を次に生かしてほしい」と一層の飛躍を期待した。