大相撲の秋巡業が3日、千葉県柏市で行われ、ご当地力士の大関琴桜(26=佐渡ケ嶽)が会場から熱い声援を浴びた。

幼少期の記憶がよみがえった。幼稚園から小学6年まで柏相撲少年団に所属。この日の会場の柏市中央体育館に隣接する相撲道場で、週末は稽古に励んだ。「久しぶりに道場も見て、懐かしかった。ほぼ変わっていない」。同体育館ではわんぱく相撲大会に出場したことがある。思い出が詰まった土俵に大関として上がり、「自分の原点の1つ」と実感を込めた。

少年団の後輩たちとも対戦。秀ノ山親方(元大関琴奨菊)の息子にも胸を貸した。取組前に父をほうふつさせる“琴バウアー”を繰り出した姿を目の当たりにして「あの場であれができるのは心臓が強い」と絶賛。琴桜自身も背中を反らせて呼応した。

この日のぶつかり稽古では琴勝峰らに胸を出した。11月の九州場所に向けて「徐々にやっていければ」。どっしり構えて調整していく。【奥岡幹浩】