新十両で東十両12枚目の羽出山(はつやま、25=玉ノ井)は初日から2連敗となった。45キロ体重の重い、191キロの同11枚目の大奄美(32=追手風)と対戦。立ち合いから突っ張ったものの、何度か引いてしまい、その引いたところを攻め込まれて寄り切られた。

「もっとガンガン突いて、前に出ることを心がけたい。そう簡単に勝たせてくれない。新十両らしく、攻め込んだ相撲を取らないと勝てない」。持ち前の突き押しを貫かず、引いてしまったことを反省した。

東洋大から22年春場所初土俵を踏んだ。約3年かけての新十両に「ようやくスタートラインに立った」と気持ちを新たにする。東京・東村山市出身。同郷で、笑いの神様、志村けんさんは「英雄」で「憧れ」だ。昨年11月の新十両会見では遺族らに化粧まわしを作製してもらうことを熱望。幕内に上がった暁にはその化粧まわしを締めることを目標に掲げている。

母校の東洋大は今年の箱根駅伝で、激しい争いの末に20年連続シード権を確保した。師匠の玉ノ井親方(48=元大関栃東)からは「あの粘り強さを見習ってほしい」と求められている。「突き押し(相撲)は気持ちの部分も大きい。1つ白星がつけば変わってくる」。粘りの東洋大魂で、まずは新十両初白星を挙げる。

【大相撲初場所全取組結果】はこちら>>