新横綱豊昇龍(25=立浪)が2連勝で白星を先行させた。

過去11勝2敗と合口のいい若元春との対戦。前日2日目はその弟、若隆景を寄り切り、横綱初勝利を飾った。取組後の支度部屋では「やっぱりちょっとホッとしてます」と本音をもらした。初日は小結阿炎に何もできず完敗。その相撲を「何考えていたか分からない」と表現し、「(硬かったかに)それはもちろんありました」と話していた。

優勝した先場所千秋楽に痛めた右肘が不安材料だった。初日は分厚いサポーターで保護したが「意味ないのが分かった」と外し、テーピングを施しただけで臨み、本来の相撲を取り戻した。「テーピングを巻いただけで(土俵に)上がった。問題ないです」。

一方で右肘の症状を「蜂窩(ほうか)織炎」と明かした。発熱や腫れなど症状はない軽症だが、横綱のプレッシャーともまとめて土俵外に押し出した。

「大阪は初日に勝てないんだよな」と自覚があるように、春場所は5年連続で初日黒星を喫した。しかし、初めて序ノ口で番付に載った18年から過去7年、1度も負け越していない。

勝ち星が先行すれば、気持ち的にも余裕が生まれる。「1日一番に集中してやりたい」。横綱の看板を背負う重圧とも闘いながらの土俵が続く。