関取最年長40歳、西前頭7枚目の玉鷲(片男波)が若々しい相撲で大関経験者の霧島を圧倒し、トップと1差の3敗をキープした。

立ち合いからのど輪が効いた。相手を突き起こすと左のど輪、右おっつけで一気に走って押し出した。

霧島には過去2勝11敗と大きく負け越していた。支度部屋に戻った表情はニコニコで、風呂場からは軽快な笑い声が響いてきたが、「それは自分じゃないと思います」。と言いつつ、「霧島関に勝ったら喜びますよ。いつも負けてるからね」と本音をもらした。

幕内優勝2回の実績を誇るだけに不気味な存在として浮上してきた。しかし、優勝争いを聞かれると「全然気にしてないです」と言い、同じ一門の「高安関が優勝してほしいですね」。何度もあと1歩で賜杯に届かず涙してきた高安の悲願を心の片隅で願った。

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