大相撲の横綱豊昇龍(25=立浪)が、横綱として初の巡業を完走した。27日、東京・八王子市で行われた春巡業最終日に参加。朝稽古では相撲は取らず、土俵下での基礎運動で汗を流した。約1カ月間の春巡業を振り返り「まあ、疲れたね。もう5月場所も近いし、これからは、どうやって体を休ませていくか。巡業で、やることをしっかりやったので」と、稽古で相撲を取らない日も、体づくりを続けており、今後は疲労を抜くなど、調整も大事になっているとみていた。

2日前の25日の巡業では腹痛に苦しんだ。その日は、24日の夕食で食あたりを起こして稽古に参加できなかったが、この日は「大丈夫」と、復調をアピールしていた。前日26日も、稽古で関取衆最多の20番取るなど、精力的に汗を流していた。「あとは場所前の稽古で調整する」と、力を込めた。

横綱としての巡業は、これまでと違う部分があったか問われると「そりゃ、そうでしょ。横綱だし。でも、あまりそういうのは気にしなかった」と、過剰に意識せずに完走できた様子。合わせて約16キロにも達する、綱と化粧まわしを着けての横綱土俵入りを連日務め、疲労度もこれまで以上だった。ただ「しょうがないでしょ。それを言い訳にはしない」と、約1カ月間の巡業を経て、横綱の自覚と責任感を強めていた。