大相撲夏場所(11日初日、東京・両国国技館)で8場所ぶりに三役に復帰した、大関経験者の小結高安(35=田子ノ浦)が、2場所連続となる2桁白星への意欲を語った。7日、両国国技館の相撲教習所で行われた、時津風一門の連合稽古に一門外から参加。計6番で3勝3敗ながら、関脇霧島を左四つに組み止めて寄り切るなど、随所に力強い取り口を見せた。稽古後は「三役で2桁(白星)を目標に、精いっぱい尽力したい。大関復帰目がけて、まず今場所、結果を出したい」と力説した。先場所は東前頭4枚目で12勝3敗の優勝同点。大関復帰へ今場所を起点、もしくは足固めの場所とするためにも、2桁白星を目指すと自らに言い聞かせるように話した。
持病の腰痛を悪化させないため、相撲を取る稽古は1日に行われた二所ノ関一門の連合稽古以来、6日ぶりだった。この間は「相撲を取れないわけではないけど、無理しても、ひどくなる。(焦る気持ちを)グッとこらえて稽古は控え、土俵周りで運動をやってきた」と、基礎運動などを繰り返してきた。相撲勘については「ずっとやってきているので」と、15歳で相撲界に入ってから20年余りの経験があるだけに、問題ないことを強調。この日の稽古で好感触を得たことをにじませるように「楽しくやりたいなと思います」と、心の余裕をのぞかせた。

