元関脇安美錦の安治川部屋が1日、大学生のアメリカンフットボール選手との合同稽古を行った。

安治川部屋は今年から、愛知学院大学日進キャンパスの相撲場を稽古場とし、学内の施設を名古屋場所中の宿舎にした。これをきっかけに、東海地方の大学アメフト部員との交流を企画。東海学生アメリカンフットボール連盟、一般社団法人キャリアスポンサーシップ協会と連携し、愛知学院大、名城大、中京大のアメフト部員14人が大相撲の稽古を体験した。

四股、すり足のほか、力士の胸を借りてぶつかったり、実際に相撲を取ったりした。

稽古を指導した安治川親方(46)は「一緒に稽古して、相撲のことを感じてもらえたら。アメフトは(大学の選手の)みんなが実業団に行くのかと思っていましたが、大学でやめる選手も多いと聞きました。相撲が、卒業後の選択肢になればいい。可能性があればと思って、声をかけました」と話した。

大学の体育会アメフト部で鍛えている選手たちは、体格も体力もすぐれており、魅力たっぷり。安治川親方は「宝の山に見えた」と本音を漏らし、大学生たちが帰る際には「ウチからは内定出しておくから!」と声をかけた。

相撲の稽古を体験した中京大アメフト部のOL鈴木満冴貴は「もっと怖いものだとイメージしていましたが、楽しかった。押す姿勢はフットボールにも生かせます」と笑顔。4年生のため来年度はXリーグの富士通入りが内定している。中京大2年のOL板橋琳太郎は「押す稽古で全然動かなかった」と力士の力に感心していた。【佐々木一郎】