元関脇の宝富士(38=伊勢ケ浜)が現役引退と年寄「桐山」襲名発表から一夜明けた2日、東京・両国国技館で会見した。「体が動かなくなり、度々けがも増えていった」と引退理由を明かし、16年半の土俵生活を「やり切った」とした。
09年初場所の初土俵から休場なし、1398回連続出場は歴代6位の記録となった。「自分の中で休む時は引退する時」と、通算99場所で678勝720敗、10年秋場所からは15年間、関取の座を守り続けた。
思い出の1番は14年秋場所10日目。当時大関の稀勢の里(現二所ノ関親方)から白星を挙げた取組で「最後に寄り切って勝ったことがすごく自信になった」。
最後は家族4人と伊勢ケ浜親方(元横綱照ノ富士)と写真に納まった。今後は後進の指導にあたる。「僕が16年半経験したこと、伊勢ケ浜部屋の伝統も教えながら、あとはコツコツやることや真面目にやることを教えられたら」と抱負を述べた。【泉光太郎】

