教習所担当の甲山親方(53=元前頭大碇)が“史上最強の新弟子”の呼び声高い、序ノ口旭富士の潜在能力の高さを証言した。この日、両国国技館内で行われた「親方トークショー」に参加後、報道陣に対応。旭富士は昨年九州場所後から相撲教習所に入り、日々、接している中で「オトゴンバトも強い」と、この日の対戦相手で同時期に教習所に入所した序ノ口天昇山についても高く評価。だが続けて「(旭富士は)それ以上に強い。ホンマに無敗で十両まで行くんちゃうかなと思った。負けない相撲を取る」と、佐久間山(のちの常幸龍)が持つ序ノ口デビューからの最長連勝記録「27」を超える可能性は十分と予想した。

旭富士はモンゴルから神奈川・旭丘高に留学し、卒業後に伊勢ケ浜部屋に入門した。だが1部屋1人までという、外国出身力士の規定により、同部屋の横綱照ノ富士(現伊勢ケ浜親方)が引退、そこから半年間の研修を経て、約4年半も新弟子検査を受検できなかった。その間、関取衆多数の部屋での稽古でめきめきと力をつけ、現在では関取衆の申し合いの中心的な存在となっている。それだけに甲山親方は「オールマイティー。右四つ、左四つ、突き、押し。何でもできる」と、持ち前のパワーに加え、すでに技術も高いと実感。今後の快進撃を予感している様子だった。【高田文太】