大相撲春場所(3月8日初日・エディオンアリーナ大阪)の新弟子検査が28日、大阪市内で行われ、東農大で昨年の全国学生選手権個人準優勝の木下優希(22=時津風)ら18人が身長167センチ、体重67キロ以上(中学校卒業見込み者は165センチ、65キロ以上)の体格基準を満たした。この日は運動能力検査を通過した2人を加えた20人が受検。内臓検査の結果を待ち、初日に合格者が発表される。

木下は183センチ、160キロ。東京・足立新田高で昨年の国民スポーツ大会少年個人2位の甲斐田龍馬(18=春日野)は192センチ、158キロ。早大で活躍した川副楓馬(22=安治川)は170センチ、152キロだった。

春場所は学生の卒業時期と重なり年6場所で最も志願者が多いが、一昨年の27人を大幅に下回り、義務教育修了が受検資格に定着した1973年以降で最少を更新した。

○…佐渡ケ嶽部屋からは中学から入門の4人が受検した。宮崎県出身で身長190センチの平沼は「佐渡ケ嶽親方(元関脇琴ノ若)のようになりたい」と長身を生かして活躍した師匠を目標に掲げた。静岡県出身で運動能力検査を通過した芳野は「稽古中は厳しいけれど、終われば4人で仲良く楽しく話している」と笑顔。高知県出身の川渕は「出世して地元企業の化粧まわしを着けたい」と夢を語った。

○…幕内格行司の木村秋治郎を父に持つ中沢は身長177センチ、体重129キロでパス。「父も力士志望だったが身長が基準に足りず、なれなかったと聞いた。取組を裁いてもらうのが一つの親孝行。それを目指して頑張っていきたい」と目標を掲げた。幼少期から相撲に親しみ、強豪の埼玉栄高で鍛えた。父が春日野部屋に所属しており悩んだが、熱心な勧誘だった木瀬部屋を選択。「早く幕内で活躍する力士に」と力強く言った。